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日本: 旅路で出会った植物・ウラシマソウ
2008-05-13 Tue 18:02

urashimasou[2008年4月]

鎌倉の湿潤な森の中で不思議な姿をしていて不思議な生態の植物に出会いました。その名はウラシマソウ。

肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる、花が肉質の太い柄の上に一面に並んでつく部分があって、その穂の先端に花のない部分(付属体)が長い紐のようになっていて、その紐のような長い付属体が、穂の根元から出ていて穂を包み込んでいるような形の葉であり、花びらの役割を担っている仏炎苞(ぶつえんほう)の外側に出てきていて地面に達しています

ウラシマソウという名前は、この長い紐状の付属体を浦島太郎の釣り糸に見立てたものです。ぴったりとした名前です。

ウラシマソウは性転換をするそうで、若い固体や小型の個体では雄性となり、大型の個体は雌性に転換していきます。

ウラシマソウは虫媒花です。雄性のときには、濃い紫色をした仏炎苞(ぶつえんほう)の下部に隙間があります。仏炎苞の上部の開口部から入った虫は、花粉を身にまとい、仏炎苞下部にある隙間から脱出することができますが、雌性の仏炎苞には隙間がなく、上部の開口部から進入した虫は、中に閉じ込められてた状態で、うろつく間に授粉させられ、最後は脱出できずに死んでしまいます。

葉は切れ込みが深いので、何枚もの葉があるように見えますが、実は1枚の葉っぱなのだそうです。

自然の不思議さが実感できる植物ですね。


サトイモ科テンナンショウ属
宿根性の多年草 
ウラシマソウ(Arisaema urashima)について

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