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一期一会

生まれてきたことに感謝、生きていることに感謝、一生に一度限りの今に感謝。

ワラビ・サラダ

Warabi Salad Ingredients

この写真のシダの新芽は、ハワイ島ヒロのスーパーやファーマーズ・マーケットでは束ねたものを「warabi」という名前で販売されています。ワイピオ渓谷やアカカ滝周辺など、雨がよくふる北東部に沢山生えています。

Diplazium esculentum

東南アジアなどを原産地とするシダで、元々ハワイにはありませんでした。メシダ科(Athyriaceae)のDiplazium esculentumです。1910年にカウアイ島で帰化植物となっているのがわかったそうす。現在ではその他の島でも広範囲に繁殖しています。標高が低い、川の側や渓谷内のじめじめしたところに群生します。若芽を食用とします。日本語ではクワレシダと呼ぶそうです。ハワイではハワイ語でホーイオ(ho'i'o)と呼びますが、マウイ島ではポホレ(pohole)とも呼びます。日本風にワラビ(warabi)と呼んだり、フィリピン風にパカ(paka)と呼ぶこともあります。

同じくホーイオ(ho'i'o)、マウイ島ではポホレ(pohole)と呼ばれる元々先住民が食べていたハワイ固有のシダ(Diplazium sandwichianum)がありますが、上記のシダとは全く異なる種です。この固有種のシダは標高105(610) -1850メートルの森に生えるもので、ポイや淡水エビなどといっしょに巻いた若芽や若葉を生で食べます。

話が長くなりましたが、私がよく調理するのは帰化植物のクワレシダです。ここでは「warabi」と呼ばせていただきます。以下は簡単に作れる「Warabi Salad」の作り方です。

大き目のお鍋に水をいれて沸騰させます。「warabi」は茶色い毛を洗い落として、3-4センチの長さに切ります。さっと熱湯に入れて湯通ししてから水をきります。他の材料を切っている間に「warabi」に氷を入れて冷やします。タマネギは薄く切って塩もみします。トマトは食べごろの大きさに切ります。材料を全部ませて、だしをきかせたお醤油をかけて混ぜ合わせ浸しておきます。冷蔵庫に入れておき、味が馴染んでから食べるのがいいです。お醤油とフィッシュソースを使うといいのですが、我が家ではフィッシュソースを切らしているので、だしの素をお醤油に混ぜています。かまぼこや昆布を入れる人もいますね。裂きイカを入れたものも食べたことがあります。

下の写真では「Warabi Salad」をマーリン(カジキマグロ)のポケとタコのポケと一緒にお皿に盛りました。  ポケはKTAという地元のスーパーで買ったものです。

Warabi Salad and Poke

 


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2 Comments

Kumiko  

KOHさんへ、

はじめまして。コメントありがとうございます。

クセのない味で美味しいです。簡単に調理できるということも大きなプラスですね。

2010/02/25 (Thu) 19:00 | EDIT | REPLY |   

KOH  

クワレシダ

はじめまして。
クワレシダを調べていて、ここに辿り着きました。
本当にワラビそっくりですね。
湯通しするだけで食べられるところを見ると、ワラビと違ってアクが少ないようです。
貴重な情報で助かりました。

2010/02/25 (Thu) 16:11 | EDIT | REPLY |   

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Category: レシピ