"Island Earth"
先月、「Island Earth」というハワイで撮影されたドキュメンタリー映画を観ました。 このドキュメンタリーは、遺伝子組換え作物(GMO)の単一栽培する大規模な農業形態がもたらす弊害に関するものです。
ハワイでは、過去にサトウキビやパイナップルなどのプランテーションや牧場のために、大規模に森林が伐採されてしまったのですが、プランテーションの衰退後、遺伝子組み換えのトウモロコシの栽培に用いられている土地があります。
ハワイの住民が食べるためのトウモロコシではなく、種をアメリカ本土の農園に売るため。そして栽培されるトウモロコシは、畜産業での飼料や、甘味料として大量に消費されています。ハワイで作るメリットは、温暖なハワイでは、1年に3回収穫することができるということです。 その他の遺伝子組み換えの作物の栽培試験も行われています。このような農園では、大量の除草剤やその他の農薬が使用されてます。
干ばつに強い種、ウィルスに感染しにくい品種を、遺伝子組み換えによって生み出すという技術が、自然環境にも、動植物にも、人体にも有害な除草剤に耐えられる種の開発に用いられているのが大きな問題です。 除草剤を開発・販売する会社が、遺伝子組み換えの作物を開発・販売しているシステムです。
ハワイで消費される食料品の多くは、太平洋を越えて輸入されるものです。 ハワイの住民が安心して食べられる作物が、ここハワイで、今後より多く生産されるようになりますように。 ハワイは物価が非常に高く、比較的、低賃金の仕事が多く、経済的には住みにくい場所です。輸入品よりも地元産のもののほうが安くなればいいのになあ。
このドキュメンタリーを観てから、さて自分ができることは何なんだろう・・・と色々と考えています。自分の庭で野菜などを栽培する・・・といったことは、私自身の場合、土地はあっても、まず時間が十分にない(時間があるときにはあるけど、ないときが続くことがある)ので、メンテナンスができないということが、過去の試みで分かったことです。メンテナンスがあまりいらないような果物の木は植えたいです。オーガニックな食材を栽培・販売している地元の人たちをサポートするのが、現在の私にできる一番大きなことかな。
このドキュメンタリーはヒロで2回上映されました。1回目は、仕事があったので観に行けず、2回目のは、うっかり忘れてしまって観れず、とても残念に思っていたら、ホノカア・ピープルズ・シアターで急遽追加上映となったことを知り、念願かなって観ることができました。ハワイ島の後は、オアフ島、アメリカ本土、オーストラリアでも上映予定だと、プロデューサーの Cyrus Suttonさんが言っていました。そして、地域によって問題も、解決策も異なるので、このドキュメンタリーを観て、それぞれの地域で何か良い適切な変化が生まれるように願っていると。
Island Earth Trailer from www.KORDUROY.tv on Vimeo.
https://www.kickstarter.com/projects/cyrussutton/island-earth-documentary
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